文化資源としての<炭鉱>展

きたたび

2009年12月09日 22:46

目黒区美術館の「文化資源としての<炭鉱>展」に行ってきました。

1階展示室からはじまり、そんなに広くはないかなと一瞬思ったのですが、
2階、別館まである展示は圧巻でした。
展示内容は多彩で絵画から写真、ジオラマまで。
筑豊、空知、常磐、軍艦島などの地域の作品が主体です。
じっくり鑑賞するには半日程度の時間が必要です。

東京の美術館で炭鉱をテーマにこれだけ充実した内容というのは
本当に驚かされますが、ゆっくり鑑賞していると 、
学芸員の方の熱い想いをひしひしと感じました。
その想いはパンフレットにも収まっていたので買って帰りました。
逆に東京以外ではとてもできない展覧会でしょう。

いわき市の小学校の生徒の版画作品の展示がありました。
私は小学校の記念作品というものは小学校から切り離されると
力を失ってしまうのではないかと思っていたのですが、
その迫力には非常に驚かされました。

廃校の中で朽ちていきそうな記念作品が各地にあります。
そのまま消えていった方がいいのかもしれないと
おぼろげながらに感じていたのですが、
それはあまりにももったいないことなのかもしれません。
保存する手だてはないにも均しいのですが。

人民裁判の絵を最後に初鑑賞。
2時間程度しか滞在できませんでしたが、
実りの多い時間を過ごすことができました。

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